外資系企業の経理・財務職の特徴と他業界との違いを教えてください。

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外資系企業の経理・財務職の特徴と他業界との違いを教えてください。

外資系企業の経理・財務職は、日系企業と比べて次のような特徴があります。

◆会計基準の違い
資本が海外であっても、日本法人単体としては、日本の会計基準に沿って会計処理が行われます。
しかし、親会社へのレポーティングやパッケージ作成は親会社の会計基準に準ずるため、US-GAAPやIFRSといった会計基準での対応が必要です。

◆共通言語の違い
例外はありますが、外資系企業は社内共通語が英語であるケースが多い傾向にあります。
普段の会話などは日本語であっても、資料や会計システム、会議などでは英語が使用されることが多い傾向です。

◆仕事内容の違い
キャリアの考え方において、外資系企業は日系企業と比較して、スペシャリスト志向な傾向が強いと言えるでしょう。

Accounts Payable(買掛金)とAccounts Receivable(売掛金)の担当が分かれていたり、Financial Planning&Analysis(管理会計)が経理部門ではなく、事業部ごとに紐づいていたりすることもあります。
一つの分野に深く関わっていくことが出来るため、スペシャリストを目指しやすい環境と言えるでしょう。

ただし、決算書作成や税務申告など、一通りの財務会計業務に横断的に関わりたいジェネラリスト志向の方は、日系企業を選択した方が良いと考えられます。

◆他業界との違い
外資系企業とは言え、業界という観点では日系企業のそれと大きな違いはありません。
小売業と製造業や金融業など、業界によってそれぞれ特殊な業務も少なからずありますが、資本の違いでは大きな違いはなく、経験次第では異業界への転職も十分に可能です。

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