2025年08月25日

【令和8年(2026年)司法試験】日程とCBT方式、過去の合格率や科目別配点も解説

令和8年の司法試験について、実施日程が公開されました。

この記事では、令和8年の司法試験日程科目別配点過去の司法試験データ、さらに令和8年試験から新たに導入されるCBT方式についても詳しく解説します。
司法試験を控えている方や、これから法科大学院への進学を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

令和8年司法試験の日程

令和8年司法試験の日程は以下の通りです。

事項 日程
オンライン
願書受付
令和8年3月9日(月)
~4月2日(木)
紙願書交付 令和8年3月9日(月)
~4月2日(木)
紙願書受付 令和8年3月19日(木)
~4月2日(木)
試験実施 令和8年7月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日)
短答式試験
成績発表
令和8年8月6日(木)
合格発表 令和8年11月11日(水)

令和8年度から、司法試験・司法試験予備試験がデジタル化され、出願手続きや受験票・成績通知書交付のオンライン化や、受験手数料納付のキャッシュレス化が実施されます。

論文式試験

試験日程 試験科目 試験時間
7月15日(水) 選択科目 3時間
公法系科目
第1問
2時間
公法系科目
第2問
2時間
7月16日(木) 民事系科目
第1問
2時間
民事系科目
第2問
2時間
民事系科目
第3問
2時間
7月17日(金)
7月18日(土) 刑事系科目
第1問
2時間
刑事系科目
第2問
2時間

短答式試験

試験日程 試験科目 試験時間
7月19日(日) 憲法 50分
民法 75分
刑法 50分

参考:令和8年司法試験の実施日程等について|法務省

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令和8年から開始するCBT方式の試験とは

従来の司法試験・司法試験予備試験は、手書きによる解答が基本でしたが、令和8年からCBT(Computer Based Testing)方式の導入が予定されています。
司法試験は短答式試験・論文式試験の両方が対象となり、司法試験予備試験は論文式試験のみが対象です。

CBT方式とは、パソコンを使用する試験方法で、受験者と採点担当者の負担を軽減することができます。
使用するのは、CBTテストセンターのデスクトップ型パソコンで、受験者個人のパソコンを使用することができません。

CBTテストセンターに用意されているパソコンのスペックは以下の通りです。

【パソコン端末】
・OS:Windows 11 Pro
・CPU:1.5GHz以上のマルチコアプロセッサ
・メモリ:8GB以上
【モニター】
・画面解像度:1920×1080ピクセル以上
・モニターサイズ:23インチ(対角線約58.4cm)以上
【キーボード】
・USB接続
・JIS配列(日本語配列)
・テンキーあり
・静音加工あり
【マウス】
・USB接続
・光学式
・スクロールホイールあり

法務省では、使用するCBTシステムの体験版と操作マニュアルを公開しています。
「CBT方式による試験導入に関するQ&A」も随時更新されているため、よく確認しましょう。

参考:司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について|法務省

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司法試験の科目別配点

論文式試験、短答式試験それぞれの試験科目ごとの配点は以下の通りです。

論文式試験

公法系
憲法 100点
行政法 100点
民事系
民法 100点
民事訴訟法 100点
商法 100点
刑事系
刑法 100点
刑事訴訟法 100点
選択科目 100点

論文式試験の選択科目における配点は、問題1問に50点配点が基本です。
ただし、例えば60点配点の問題1問と40点配点の問題1問とするなどの傾斜配点もあります。なお、各問題の配点は問題文中に明示されています。

短答式試験

科目 配点 出題数
憲法 50点 20~25問
民法 75点 30~38問
刑法 50点 20~25問

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過去10年間の司法試験受験者数と合格率の推移

以下の表は過去10年間の司法試験の受験者数及び合格者数、合格率をまとめたものです。

年度 受験者数 短答式試験合格者数
(合格率)
司法試験合格者数
(合格率)
令和7年 3,837 2,902(75.6%)
令和6年 3,779 2,958(78.3%) 1,592(42.1%)
令和5年 3,928 3,149(75.6%) 1,781(45.3%)
令和4年 3,082 2,494(80.9%) 1,403(45.5%)
令和3年 3,424 2,672(78.0%) 1,421(41.5%)
令和2年 3,703 2,793(75.4%) 1,450(39.2%)
令和元年 4,466 3,287(73.6%) 1,502(33.6%)
平成30年 5,238 3,669(70.0%) 1,525(29.1%)
平成29年 5,967 3,937(66.0%) 1,543(25.9%)
平成28年 6,899 4,621(67.0%) 1,583(22.9%)
平成27年 8,016 5,308(66.2%) 1,850(23.1%)

上の表が示す通り、令和4年度まで受験者数は年々減少傾向でしたが、司法試験制度改革の影響で令和5年度は増加に転じました。続く令和6年は前年比で149名減少しました。
令和7年の受験予定者数は4,070人でしたが、実際の受験者数は3,837人で、令和6年からは58人増となりました。

続いて、令和6年の最終合格率は42.1%でした。
司法試験制度改革による受験者数の増加し、合格率は令和4年度の45.5%をピークに下降傾向にあります。

参考:司法試験の結果について|法務省

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まとめ

本記事では、令和8年(2026年)司法試験の実施日程に加え、過去の受験者数や合格率の推移について解説しました。
令和8年からCBT方式の試験が導入されるため、事前に操作マニュアルや体験版システムを確認しましょう。

CBT方式に関する最新情報は法務省のウェブサイトで随時更新されています。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

佐藤 颯馬

大学卒業後、新卒でMS-Japanに入社。
法律事務所・会計事務所・監査法人・FAS系コンサルティングファーム等の士業領域において事務所側担当として採用支援に従事。その後、事務所側担当兼キャリアアドバイザーとして一気通貫で担当。

会計事務所・監査法人 ・ 法律・特許事務所 ・ コンサルティング ・ 金融 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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