貴方の希望はどれ?弁護士年収をタイプ別に比べてみた

これから弁護士として活躍していくうえで、「どんな弁護士になるか」は重要です。ひと言で「弁護士」といっても、仕事内容は多様で、報酬額に伴い年収の差も大きいようです。
今回は、弁護士の種類と気になる年収について、解説します。
弁護士のバリエーションその1「町弁(マチベン)」
弁護士には、どのようなバリエーションがあるのでしょうか?
今回は「町弁(マチベン)」、「渉外弁護士」、「インハウスローヤー(組織内弁護士)」の3つに分けてご紹介します。
まず、町弁とは、地域密着型で個人や中小企業を主な顧客として、交渉や一般民事訴訟などを取り扱う弁護士です。弁護士によって債務整理や交通事故、離婚や刑事事件など、力を入れている分野がありますが、基本的に何でも取り扱うことが多いです。
共同経営で、数人の弁護士が事務所を構えていることもあります。
年収は、離婚や交通事故など比較的単価の高い案件を積極的に取り扱っていれば、若手でも800万円程度のようです。また勤務弁護士でも個人事件が多い場合は、1,500万円を超えることもあるようです。
弁護士のバリエーションその2「渉外弁護士」
次に、渉外弁護士をご紹介します。
渉外弁護士は、企業が国際取引をする場合などに、契約書などの書類作成やチェック、アドバイス、M&Aの助言や法務デューデリジェンスなどを行います。裁判所で訴訟活動をすることなどは少なく、法務・コンプライアンス関連の案件を中心に扱う経営コンサルタントのようなイメージです。渉外弁護士の業務は非常に忙しい傾向があり、弁護士として知識やビジネスへの理解に加えて、体力と積極性が必要になります。年収は高く、初任給でも1,000万円を超えるようです。
弁護士のバリエーションその3「インハウスローヤー(組織内弁護士)」
インハウスローヤーは、企業で雇われる弁護士です。企業内での契約書チェックや作成業務、コンプライアンス業務や株主総会対応業務などを行っており、やはり裁判所に行くことはほとんどありません。企業に勤務している有資格者の法務部員です。
年収は、企業によってさまざまです。弁護士資格の有無で収入に差がつくわけではなく、基本的には各企業の賃金テーブルに乗っ取った年収になります。
インハウスローヤーを積極的に採用している企業は比較的大手が多いため、実年収だけではなく定期昇給や福利厚生があることを考慮する必要があります。
どんな弁護士にも共通して求められる資質
このように、弁護士には、町弁、渉外弁護士、インハウスローヤーなどのバリエーションがありますが、どのような弁護士になるとしても、求められる資質があります。
それは、どのような状況になっても常に冷静に対応できる力、状況に応じた適切な判断ができる能力、詳細にいろいろなものごとを調べるリサーチ力、人とのコミュニケーション能力などです。弁護士である以上、論理的な思考力も必須です。
そのような資質を備えた弁護士であれば、依頼者からの信頼も得られますし、結果を出すことができるので徐々に活躍の場も広がり、どのような仕事をしても成功につながりやすいといえます。
今後弁護士として活躍するために、ぜひとも参考にしてみてください。


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